小3夏休み SAPIXで算数の基礎力向上トレーニング

9月になって新学期が始まりました。やっと子供のお弁当作りから解放されて、自分の時間を確保できるようになりそうです。

夏休みには、各科目ごとに目標を立てていましたが、今回は算数の基礎力向上について振り返ります。
トラ娘の算数のSAPIX偏差値は、53から65と試験によって変動が大きく、安定していません。偏差値の低かった過去の試験では、ケアレスミスによる失点が多く、改善する必要がありました。

基礎力を向上させると、以下のようなメリットがあります。

  • 基礎問題の計算ミスによる失点が少なくなり、一定の水準の偏差値より落ちにくくなる。
  • 基礎問題の解答スピードが上がり、発展問題での回答時間を長く確保でき、落ち着いて問題に取り組むことができる。
  • 発展問題の解き方を理解する、思考力のベースが整う。

SAPIXでは、トップクラスの子たち向けの発展問題・応用問題をメインにしていると思われがちですが、実際には基礎力にも力を入れています。
この夏休みに取り組んだ基礎力トレーニングで、苦労した点や成果の見えた点を中心にご紹介します。

SAPIXからは基礎力トレーニングという冊子が配布されており、毎日1ページ解くように学習日が設定されています。1日で複数ページを解くよりも、毎日1ページ解くことの方が基礎力をつけるには重要です。子供でも大人でも、問題を解いた当日は理解していても、翌日・翌々日には忘れてしまうものです。それを、毎日1回は理解しなおすことで、記憶に定着しやすく、さらには鍛えることで条件反射的に回答できるようになります。

基礎力トレーニングの問題は10問ですが、出題内容としては種類が豊富で、以下の通りです。

四則演算

四則演算については、計算ミスを防ぐとともに、いかに簡単に早く解くかがポイントになります。
例えば、次の問題はひっ算で解くと、かなりの時間を使ってしまいます。
それを右側のように工夫して考えることができれば、簡単に解くことができます。

ただやみ雲に力技で解くことも可能ですが、繰り上げや繰り下がりの計算ミスになりやすいポイントが多く、さらにはひっ算を解くとどうしても時間がかかってしまいます。
工夫して計算することを1つ1つ教え、それを使えるようになることで基礎力が向上します。
工夫する解き方を自分で見つけることができる子は、一部の天才だけなので、基本的にはパターン化して教えていくことが重要です。

四則演算の複合

四則演算の複合問題に関しては、四則演算の練習とともに、「足し算・引き算」と「掛け算・割り算」の計算順を習得することがメインになります。
これは、あまり工夫のしようはなく、計算方法の基本ですね。

単位を含んだ四則演算

単位としては、容積・長さ・時間・重さなどがあり、いずれかの単位を含んだ計算式を解く問題です。
例えば、容積の問題でも、mLやdLの足し算をdLの単位で答えるなど、単位換算を含むことがポイントです。
単位を意識すること、正確に単位換算を行えることは必須の基礎力で、毎日問題を解くことで定着する能力の1つです。
様々な種類がある単位ですが、トラ娘には2通りの方法で、定着するようにしました。
まずは、m(ミリ)やk(キロ)など、10のべき乗倍を表すアルファベットを一通り教えてしまう方法です。
例えば、k(キロ)は000に置き換えると覚えれば、50km=50000mを簡単に単位換算できます。
これを、m(ミリ)・c(センチ)・d(デシ)・h(ヘクト)・k(キロ)や時間の時・分・秒について覚えるだけです。

基本的には1つ目の方法を覚えるだけで十分ですが、実際の量を意識させることも重要で、これが2つ目の方法になります。
例えば、人の身長を答えるような問題が出た際に、計算した答えが1.68cmになったとします。
1.68cmは、実際の長さとしてはかなり短く、このような人は存在しない、つまりは何かが間違っていると気づくことができます。
さらには、実際の量を意識することで、文章問題ならその状況を頭にイメージできて、問題を解くヒントになるかもしれません。
余談ですが、トラ娘にこの話をしたら、そんな小人がいるかもしれないよと言われて、困りましたが。。。

短い文章題

短い文章題では、文章を式にすることが重要なポイントだと考えました。
トラ娘の場合、何度言っても式を書かず、すべて頭の中で計算しようとする癖がありました。
簡単な問題なら間違えずに暗算で解くことはできるのですが、いざ難しい文章題になったときを考えると、大きな問題です。
暗算で解ききれずに間違えてしまったり、式を書いてみようと思っても、式が書けないということになります。
実際に、過去のSAPIXの試験でも、式がかけずに間違えるということを繰り返していました。
今回のような簡単なトレーニング問題でも、文章問題は式にすることを、約束事にして取り組ませました。
効果はまだ実感できていませんが、今後、難しい文章題を解くときが楽しみです。

図形問題

基礎力トレーニングでは簡単な図形のみしか取り扱っていませんが、トラ娘は時々、見間違いや数え間違いをすることがありました。
その間違い方のパターンとしては、図形に加える線などが雑で見間違ってしまうことが主な要因です。
トラ娘は、絵を描くこと自体は好きですが、性格的に何事もやや雑にでも早くやることを良しとしているので、整った絵を描くことが苦手です。
図形の問題を解くときだけは、まっすぐな線を描くこと、始まりと終わりの点を決めて結ぶことを約束事にして、少しずつ改善してきました。

以上、SAPIXの基礎力トレーニングを、トラ娘がどのような点に注意しながら実施したのかをご紹介しました。SAPIXの課題でしたが、算数の基礎問題はどれも似たような内容ですので、ぜひ試していただければと思います。

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